(短歌と大喜利と帰省)の振る舞い

https://vetechu.hatenablog.com/entry/2020/06/20/190016 https://note.com/shinabitanori/n/n35aa206d5915 シュールって言ってしまって良いのかわからんけど、意味は取れないよね、という短歌が最近好き。既存の体系からズラす(見方を変える、逆を言うなど…

懐古回顧クロック

アルバムが「これ10年前だぞ」って出してきた。懐かしい、レタリングと陰影の付け方が上手い。この手の芸術系のスキル、中高にかけてほとんどを失った気がする。中2くらいがありとあらゆるセンスのピークで、後は知識偏重になって衰えていっている気すらする。…

本当に飢えた犬なら自分語りでも食う

アプリの整理をしていたら蔵書マネージャー(読んだ本の記録をするアプリ)が出てきて、最近使っていなかったから消すかなと思いつつとりあえず中身を見た。そしたら1年生の時に読んでた本の一部の記録があったので、それらの中から記憶に残っている特筆すべき…

頭に12ポンドくらいの球が乗ってる感覚

ギエー眠いッピ(伏線) ミステリー小説、つい先日までは、自分にはなんとなく縁遠いものだと思って読んでいなかった。イメージで、ミステリーを好んで読む人は読書家の中でもかなり末期というか、頭がいいから推理も楽しめるんだろうなぁ、という偏見。 2ヶ月…

新宿と居酒屋と青い惑星

友達二人と遊んだ。新宿駅から3分も歩かない知らん居酒屋が1軒目だったけど見事なカス居酒屋で笑った。頼んだものが来ない(会計に計上される)、アルコールがなんか濃い、客層が治安悪い、接客の人のコミュニケーションが不自然、高い。 友達の一人はなんなん…

事態はやはり深刻で

「この中にお医者様はいらっしゃいませんか!」 若い女性の叫びが機内に響き渡る。1時間前に成田空港を発ち、韓国のソウルに向かう機内のことだった。 ドラマや映画によく見られるシチュエーションである。もはやあるあるすぎて実在することの方がありえない…

海と通り雨

自分が考えた案を説明する際はその内容を的確に表現した言葉が必要になるらしい。コピーライター的な側面だな、キャッチフレーズってどう考えるんだろう。 雷獣のポエム企画で「海と○○」の○○になにか言葉を入れていい感じに詩的にする、というのがあって、楽し…

肉体は縮減されて

今日はダメな日。低気圧が原因です、こういう日はパフォーマンスが極端に落ちる。頭の回転は普段と変わらないと思うんだけど、それを会話においてアウトプットする時に身体がついてこなくて結果として精神的にも落ち込む。良くない分岐が用意されている感じ…

あついがしかしさむい

先生「理想的な人になるために必要な力ってなんでしょうか?みんなで挙げていきましょう!」 A「課題の原因を構造的に捉えられる論理的思考力!」 B「理論を机上の空論に留まらず形にできる企画力!」 C「組織全体を客観的に把握できる状況把握力!」 D「多角的な視点か…

しかし忘れたい備忘録

一連の読書から得た感情の記録 言語化を試みた時点で正確ではないがいつか見返すであろう自分のために残す 文体とか影響されてるかも 約1週間で14冊の小説を読んだ。森博嗣によるS&Mシリーズ10冊と、四季シリーズ4冊。内容は時折抽象的で、なにかを示唆して…

謳歌

タイトルはなんの意味もない 徒然とした日記です 文体にだけ気をつける 書いたのは2022年3月「夏が過ぎた」と書くよりも 「過ぎたのは夏だった」 と書く方が綺麗。んでもって、「過ぎ去りしは夏であった」と格調を持たせた方がより良い。SVよりSVC(CVS?) 構…

逗子を思い立ったが吉日

この文章を書いているいま、駅に居るんだけど目に映る電光掲示板には[海老名][久里浜][小田原]行と表示がある。帰るためには海老名行きの電車に乗ればいいんだけど、そういえばこの3つの駅自体には1度も行ったことがない。行く用事がないし。福岡に居る時は…

夏は憂鬱の鬱

夏と冬なら夏の方が嫌いだ。汗をかいた感覚が嫌だとか、気だるげな感覚に襲われてしまうだとか、そういったことよりも、周囲の環境と自分との関係のまるっきりが変わってしまうのが嫌いだからだ。自分と他人の境界がぼんやりとする印象が夏にある。自分が空…

徒然

高邁な精神はいつか全てを薙ぎ倒しながら、世の中を歩んでいく。しかしそれは高邁であるがために、いつかが来ないことを待っていられずに考えを変える。価値観は転換し、自らを喪う。自分というものの絶対性を見失う。歩みは時として止まり、走ることもあっ…

日本語作文備忘録

注:この記事は基本的に自分用の備忘録で、さらには 「この辺りのポイントにだけ気をつけていれば受け取り手に親切な文章が書けるかもよ」ってのを人に伝えるための記事です。多分、どんどん追加していく。noteに移行して目次つけたいかも。 誤読されない日本語…

全貌

水の底のような部屋、中央あたりに在る、沈むように深い灰色の座椅子、私はいつもそれに座り、その時惹かれる本を読むことをよくした。そして、日付けが変わる頃にカーテンを開けるようにしていた。ある時には遠くに月が見えた。そういう時には、部屋の明か…

【プ】水面に犬が沈む日に

登場人物 ミズ:女性 26歳 新卒で入った会社を人間関係の悩みで辞めて現在、祖母が暮らしていた海辺の家に犬のナラと暮らしている。 ナラ:会社を辞めたタイミングで会社の元同僚からミズが譲り受けた中型犬の子犬。人懐こく可愛い。 物語はミズが海辺の家で朝…

希望未来幸せそれに類するもの

部屋の中では死んだように生きていた。塾講のバイトが21時30分に終わって家に帰ってからは、自炊する元気も気力もない。適当にテイクアウトを買って帰るかコンビニで買うか。自炊するには何段階かの気力のステップが必要で、それはキッチンの水道をひねるこ…

帰省

自分には、親の顔色を窺う癖がある。というのも、母親が癇癪持ちで、父親と母親が喧嘩した夜などには母親は泣いて錯乱し、台所に蹲り、右手に包丁を握り、それを自身の左手首に押し当てているという光景に幾度となく遭遇してきたからだ。 私が小学校三年生の…

徒然

冬の月は高く昇る。空気が澄んでるから、夜が神妙な面持ちをしているように感じられる。冷たい風は私の頬を撫でていき、葉を落としすっかり枝ばかりになった木にそのままぶつかる。肌が寒さを感じたあとに、ふと空を見上げる。恐ろしいほどに静まり返った空…